Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

梅雨明けは「虫干し」の絶好の時期!着物の状態をチェックしましょう!

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。

先週前半までハッキリしないお天気が続いていましたが、後半は打って変わって雨も降らず夏らしい蒸し暑い日が続きましたね。

週末に少し買い物に出かけただけでも、ものすごい暑さでクラクラしてしまうほどでした。

「この感じだと、来週あたりそろそろ梅雨明けかな」と思っていたら、16日の金曜日に関東甲信越地方、東北地方で梅雨明けが発表されました。

関東甲信・東北で梅雨明け 東北北部は東海、近畿、四国より早い梅雨明けは24年ぶり

その後全国的に梅雨明けしたようですが、四国、近畿、東海地方が梅雨明けする前に東北北部が先に梅雨明けしたのは実に「24年ぶり」ということらしいです。

これで本格的に夏到来!といったところですかね!

さて、前々回のブログのタイトルに、「虫干し」というキーワードを入れさせていただきました。

昨年も同じくらいの時期(恐らく1年ちょっと前に)お話しさせていただきましたが、ちょうどいいタイミングになりましたので、おさらいの意味でまた「虫干し」についてお話ししようと思います。

梅雨が明けましたので、このタイミングでお時間を作っていただきまして、「虫干し」(陰干し)を行うことをお勧めします。

「虫干し」は、まったく難しいことではありません。

ご自宅の窓を開けて、風通しを良くして、1日でいいので着物や帯をお部屋に干しておけばOKです。

普段着用していなくても、少なくとも年に1回干すことで、余分な湿気を払い、カビが付着するのを防ぐことができます。

また、もしカビが付着していた場合でも、早期発見がしやすいので、色のついた落ちにくいシミやカビになる前に、お手入れの相談をすることができます。

マンションなどの現代家屋は、昔の日本家屋と違って機密性が高く、確かに冷暖房が効きやすく快適に過ごせるといったメリットはありますが、機密性の高さゆえに湿気を帯びやすい造りになっています。

着物や帯を長い間タンスに仕舞いっ放しにしておくと、湿気を吸い続けてカビやシミができたりする原因になりますのでお気を付けください。

もし、虫干しをしたとき、少しでも気になる箇所が見つかったら、遠慮なく甲州屋にご相談くださいね。

ということで、今回は「虫干し」(陰干し)のお話をさせていただきました。

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また、前回、前々回と2週に渡って着物の「お直し」についてお話しをさせていただきました。

お直しは、お客様お一人お一人、お持ちの着物によってご対応やご提案が変わってきますので、少しでも疑問に思ったり、相談したいと思ったりしたことがありましたら、お気軽に甲州屋までお申し付けください。

最後に、東京都に「緊急事態宣言」が8月22日まで発出されることになりました。

宣言中の営業時間は18:00までとさせていただき、18:00~19:00にご来店を希望される場合は事前予約制とさせていただきます。

また、日中の営業中も混雑緩和のため、引き続き、ご予約を推奨させていただいております。

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また政府や都の発表、その他状況の変化により営業時間等に変更が生じた場合はお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次回もよろしくお願いします!

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追伸

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