Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

桜を待つ新宿通り。開花予想と、門出を彩る親御さまの装い

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。

三月も十日を過ぎ、ここのところの新宿の街を吹き抜ける風にも、ようやく春の確かな手応えを感じるようになりました。

この時期、我々日本人がどうしても気になってしまうのが「桜の開花予想」ですね。

気象予報各社の発表を見ますと、今年の東京の開花は3月18日から22日頃とのこと。

平年より少し早めの足取りで春がやって来そうです。

新宿通りのすぐお隣、新宿御苑の桜も、遠目に見ればほんのりと赤みを帯びてきました。

あの蕾のひと房ひと房に、春のエネルギーがぎゅっと凝縮されていると思うと、なんだかこちらまで春を待ちわびて背筋が伸びる心地がいたします。

桜という花は、本当に人を焦らせるのが上手いものですね。

けれど、この「今か今かと待ちわびる時間」こそ、和の暮らしにおいては最も贅沢で、粋なひとときではないでしょうか。

満開の華やかさはもちろん格別ですが、咲く直前の静かな高揚感を、心に余裕を持って楽しみたい。

そんな「待ちの美学」を大切にするのが、新宿の街に似合う大人の嗜みだと思った次第です。

さて、この時期の新宿通りは、卒業式に向かわれる袴姿の学生さんたちの笑顔であふれます。

瑞々しい晴れ姿にはいつも元気をいただきますが、私がそれと同じくらい大切に拝見しているのが、寄り添って歩かれる親御さまの装いです。

お子さまの輝かしい門出を祝いつつ、自らは一歩引いて、控えめながらも格の高さを感じさせる訪問着や色無地。

主役を引き立てる落ち着いた色選びの中に、これまでの月日を想う親御さまの深い愛情と、今日という日を祝う「心意気」が滲み出ているように感じます。

派手に飾り立てるのではなく、場を清め、お子さまに花を持たせるその立ち振る舞い。

それこそが、和装が教える「粋」の極みであり、ご家族にとっての真の晴れ姿ではないかと、私は強く感じております。

ご本人だけでなく、支えてこられた親御さまにとっても、この春が一生の宝物となるような佳き日になることを、心より願ってやみません。

本格的な開花まで、あと少し。

新宿御苑の桜が満開になる頃、着物姿のご家族がこの通りを晴れやかに歩かれる姿を拝見できるのが、今から本当に楽しみです。

ぜひ、開花予想の数字を楽しみの一つとして、今だけの「春を待つ贅沢」をどうぞお楽しみください。

今週も、新宿通りで皆さまのお越しをお待ちしております。

最後に、毎週のように申し上げておりますが、最近、ご新規のお客様のご来店が増えており、事前のご予約なしでお越しになる方もいらっしゃいます。

その際、ご予約されたお客様とご来店が重なってしまった場合は、当然、ご予約のお客様を優先させていただくことになってしまいます。

その場合、お待ちいただく時間が発生したり、混雑状況によってはご案内をお断りしたりせざるを得ない場合もございます。

私どもとしましても、お客様お一人お一人に合わせてしっかりとしたご対応ができますので、引き続き、ご来店の際には事前にお電話やメールにてご予約をいただけますと幸いです。

では、次回もよろしくお願いいたします。

★当店では、お客様お一組お一組にごゆっくりお買い物を楽しんでいただくため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。
ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

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