着物の寸法(サイズ)直しに一定の時間を頂戴する理由とは? & 12月のご挨拶

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
遂に今年も師走、12月に突入しました!
年の暮れに向けて、皆さまお忙しい毎日を過ごされていることと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?
最近はだいぶ冷え込んできたとはいえ、今年はやはり暖かいのか、まだ一番厚手の真冬用コートの出番がありません。
日中の東京では20℃近くまで気温が上がる日もあり、上着を脱がないと汗ばむほどになることも相変わらずあります。
心配なのは、暖冬の年は年明けから2月ごろにかけて本格的な寒さが訪れて、雪が激しく降って交通網がマヒしてしまうことです。
あくまで私自身の肌感覚にすぎませんが、そう感じてしまうところがあります…
ともあれ、例年より暖かいのは確かですが、風邪などの流行はすでに始まっております。
身近でも体調を崩されている方が多く見受けられますので、どうぞくれぐれもお気をつけいただき、年末年始を元気に乗り越えていただければと思います!
さて、12月ということで、このところ七五三の前後あたりから着物のお手入れに関するご相談が増えてきております。
これから年末年始や春先のイベントに向けて、着物の出番も多くなる時期かと思います。
最近のブログでも繰り返し「お手入れのご予定はお早めに」とお伝えしておりますが、なぜお直しに一定のお時間を頂戴しているのか、改めて簡単におさらいさせていただきます。
今回は、特に最近ご要望やご相談の多い「ご寸法(サイズ)直し」についてお話しさせていただきます!
お客様のイメージでは、身丈のお直しは裾を切って縫い合わせるだけなので、すぐに出来上がるとご想像される方も少なくありません。
しかし着物の場合、古くから「寸法を直して使う」ことを前提に仕立てられており、反物は寸法の長さに合わせて細かく切断することはありません。
「内あげ」と呼ばれる胴回りの縫い代に余った長さを織り込んで縫うため、身丈のお直しといえど、ほとんど全てを解いてから縫い直す必要があるのです。
そのため、ご寸法直しにはおよそ1か月ほどのお時間を頂戴しております。
これは専門店やプロの和裁士であればあるほど同様でございますので、どうかご理解いただければ幸いです。
着物の生地は非常に丈夫に作られており、前述の通り鋏を入れる箇所も必要最小限にとどめてあります。
そのため、小さいサイズから大きいサイズへの変更も、生地本来の幅や長さが許す限り対応可能です。
お手入れ次第では末永くご愛用いただけますし、将来はお子様へ引き継いでいただくこともできますので、ぜひ長く大切にしていただければと思います!
私ども甲州屋でも、お仕立てやお直しのご相談は大歓迎しております。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ!
ということで、お手入れのご相談が増えるこの時期に合わせ、簡単ではございますが寸法直しの仕組み(カラクリ)についてお話しさせていただきました。
あわせて、12月のご挨拶とさせていただきます!
なお、毎週のように申し上げておりますが、最近、ご新規のお客様のご来店が増えており、事前のご予約なしでお越しになる方もいらっしゃいます。
その際、ご予約されたお客様とご来店が重なってしまった場合は、当然、ご予約のお客様を優先させていただくことになってしまいます。
その場合、お待ちいただく時間が発生したり、混雑状況によってはご案内をお断りしたりせざる得ない場合もございます。
私共としましても、お客様お一人お一人に合わせてしっかりとしたご対応ができますので、引き続き、ご来店の際には事前にお電話やメールにてご予約をいただけますと幸いです。
それでは、今月もよろしくお願いします!
★当店では、お客様お一組お一組にごゆっくりお買い物を楽しんでいただくため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。
ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
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