Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

きもの選びのポイント①

こんにちは。
“新宿通りの若旦那”こと、
志村郷親です。

今年も一歩ずつ終わりに近づいておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

なぜまだ11月なのにそんなことを話すのかというと、私自身、最近忘年会ラッシュが始まっていまして、そうなると、「それ用」の挨拶をたくさん聞くようになって、どうも「世間はもう年末」と暗示がかかってしまっているようです(笑)。

これからの時期はお酒の席が多くなってきますし、風邪も流行ってきていますので、飲み過ぎや体調管理にくれぐれもご注意ください。(私のことですね。。)

さて、本題です。

あなたは、きものを購入する際の決め手になるのは何だと思いますか?

私は「出会い」だと思っています。(きものに限った話ではないですが)

たまに値段や在庫点数をお聞きになるお客様もいらっしゃるのですが、そう頻繁に購入するものではないですし、やはり一つの出会いを大切にしてほしいと思っています。

というわけで、これから、きものとうまく出会うためのポイントを幾つかお話しようと思います。

 

きもの選びのポイント

その1 着用シーン、用途を明確にする

洋服などもそうですが、着用シーンによって、着るものって変りますよね?

・結婚式や披露宴
・パーティー
・お茶会 etc.

当然、きものもそうで、私自身は気に入ったものであれば何でもアリだと思っている方ではありますが、それでも、シーンに応じて最低限のルールは押さえておいた方がいいでしょう。

どんなときに着るものなのか、それを遠慮なくお店側に伝えていただければと思います。

お店に相談していただければ、在庫のある無しにかかわらず、ご要望のものを産地や問屋さんと連携して探すこともできますし、お取り寄せをしてから選んでいただくこともできます。

自分だけであれこれたくさん見ても、益々分からなくなってしまうこともありますからね。

ちなみに当店の場合、何度かご来店される中でお見立てでご用意して、その中からお選びになるケースがほとんどです。

長くなりそうなので、次回に続けますね。

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