Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

日本のクリスマス文化は独特?海外との違いは?

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。

12月もいよいよ後半に入りまして、今週末はクリスマス、それが過ぎればいよいよ年末ということで、そろそろ年越しの準備を始めている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

私はというと、先日の日曜日は自宅の大片づけや大掃除を徐々に開始して、まとめてやらずに済むように着々と年末へ向けた準備を始めております。

なかなか普段は仕事やお付き合い(今はお付き合いも少ないですが…)等でまとまった時間を作るのが難しかったりしますので、我が家は毎年少しずつ準備をする方針をとっております。

さて、今週末はクリスマスですが、前々から、「日本のクリスマスの過ごし方は海外と大きく違う」とよく言われていますよね?

ということで、最近の調べ癖がまた出てしまいました(笑)。

さっそく調べたことをお話しさせていただきますね。

そもそもクリスマスって、いまさらながら、「キリストの誕生をお祝いする日」なんですね!

「クリスマス」という固有名詞は、Christ(キリスト)とmass(ミサ・礼拝)を組み合わせてChristmas(クリスマス)ということのようです。

実に、約2000年前に生まれた歴史あるイベントだそう。

日本におけるクリスマスの始まりはいつごろなのかというと、初めてクリスマスが行われたのは、なんと16世紀、戦国時代にイエズス会の宣教師によって山口県でミサが行われたのが始まりのようです。

その後、禁教令等があって表だってお祝いをすることはなくなりましたが、明治時代半ばになって、「クリスマス売出し」等のイベントをきっかけに一般的に広がりました。
そのころは、子ども向けのプレゼントのイベントだったようですね。

その後、大正天皇が崩御された12月25日が祭日になったことで、大人もクリスマスをイベントとして楽しむようになりました。

戦時中はクリスマスは禁止されていましたが、戦後に解禁となり、1960年頃には家族と過ごすことが定着するようになります。

その後80年代以降は、恋人同士で過ごすイベントとして認識されるようになりました。

海外と日本の違いはどうやらここにあるようで、「クリスマスは恋人と過ごす」というのは、あくまで日本独特の文化で、海外ではクリスマスは家族で過ごすのが一般的です。

逆に、お正月は、日本は家族で過ごし、海外は恋人同士で過ごすのが一般的です。
真逆の位置づけですね。

そういった文化と、トレンディドラマなんかの影響で、25日よりも24日のクリスマスイブの夜が盛り上がるのも日本の特徴ですね。
私のイメージですが、海外の人が年末のカウントダウンを恋人同士で過ごすような意味合いなんでしょうね。

そう考えると、確かに、休みの呼び名にも海外と日本の文化の違いが表れているような…。
海外では冬休みは主に「クリスマス休暇」ですし、日本では「お正月休み」と呼ばれてますもんね。

ということで、ご家族と過ごすにしろ、大切な人と過ごすにしろ、素敵なクリスマスをお過ごしいただければと思います。

続いて、年末年始の営業のお知らせいたします。

年内は、27日(月)が最終営業となります。

例年なら29日あたりが最終営業日となることが多いのですが、今年は29日から建物のメンテナンスが入る関係で、28日を大掃除とさせていただき、27日(月)が最終営業となった次第です。

新年は、1月5日(水)より営業となります!

最後に営業時間等についてのお知らせです。

緊急事態宣言が解除になりましたので、営業時間は元の10:00~19:00に戻っております。

また政府や都の発表、その他状況の変化により営業時間等に変更が生じた場合はお知らせしますのでよろしくお願い申し上げます。

またよろしくお願いします!

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