着物も生き物(い「きもの」)。長く健康な状態を維持するために定期的なチェックを!
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
急に寒くなりましたね!
先週の後半辺りは、12月上旬並みの冷え込みだったとか。
遂に私も、某ヒートテックを急いで引っ張り出して着ることになりました。
出かけるときはジャケットなどの上着を着て何とか凌いでおりますが、こうも急に冷え込むと体自体が慣れていませんので、寒くて仕方ないですね。
手先足先なんか、冷蔵庫のビールのようにキンキンに冷え込んじゃっております。。
兎にも角にも、これだけ急な気温の変化。
体調も悪くなりやすいので、くれぐれも風邪など引かないように十分に気を付けてお過ごしください。
(前ほどではないですが、今病院かかるのは結構面倒ですので!)
さて、10月からは、いわゆる衣替えの時期になります。
着物も「袷(あわせ)」という裏地の付いた秋冬物を着用するシーズンに突入しております。
それこそ先々週くらいの夏日の日などは、暑すぎて袷を着るのはしんどかったりしましたが、ようやく大丈夫そうな気温になってきました。
ここで、シーズンを通してどの月に何を着るのか、軽くおさらいしておこうと思います。
この秋冬物の「袷(あわせ)」は10月~5月まで着ることになりますので、6月、9月に着用する「単衣(ひとえ)」、7月、8月に着用する「絽(ろ)、紗(しゃ)」と異なり、ほとんどの時期に着用することになります。
逆に言えば、しばらくの間、「単衣(ひとえ)」や「絽(ろ)、紗(しゃ)」は着用することがなくなります。
もう衣替えを済ませていらっしゃるかもしれませんし、そもそもそんなに点数をお持ちでなく、着物箪笥も一つで「変わらずに仕舞うだけ」という方も今の時代は多いかと思います。
が、こちらのブログで季節の変わり目にはいつもお話しさせていただいているように、今一度お持ちの着物をチェックしていただきまして、シミや汚れ、黄変(おうへん)やカビ等が見つかりましたら、なるべく早めにお近くの呉服屋さんにご相談されることをお勧めします。
着物の生地は、今の洋服と比べて丈夫目に作られておりますので、大事にされていればサイズ直しや染め直しなどのアレンジができて、お子様やお孫様に着ていただくことも十分できます。
ところが、生地そのものが傷んでしまってはそれもできなくなってしまいますし、最悪処分することになってしまうこともあります。
思い出深い大切な着物をお子様やお孫様にも受け継いでほしい、とお考えでしたら、常にチェックをされて、少しでも異変があれば早めに呉服屋さんに相談されることで、末長くご着用することができます。
着物も生き物(い「きもの」)。
着物も人間も同じということですね!
定期的に検査をして、早めに異常が見つかれば治療(お直し)も大がかりにならないで済みますし、健康な状態が長く続くということです。
ということで、季節の変わり目には、ぜひチェックを欠かさないようにしてくださいね。
そして分からないことがありましたら、何なりと私共にご相談いただければと思います。
最後に営業時間等についてのお知らせです。
現在、東京都には「まん延防止等重点措置」等の自粛要請等はございません。
それに伴い、私共甲州屋の営業時間も10:00~19:00と通常営業に戻させていただいております。
なお、引き続き、密回避のため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。
ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
◆お電話
03-3341-3043
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 日曜日・祝日
また、状況の変化や行政等の方針の変化により営業時間等を変更することがありましたら都度お伝えしていきます。
次回もまたよろしくお願いします!
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