Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

お気に入りの草履を長く履くためのコツ

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。

2月に入りました!

少し寒さが和らいだ日があったかと思いきや、一転また寒さが厳しくなりましたね。

関東では雪が降りましたが、大丈夫でしたでしょうか?

節分が過ぎ、暦の上ではもう春。

いきなり暖かい日があるなど、暖かい日と寒い日が入り混じる不安定な時期です。

衣服の調節が難しいですが、風邪もまだまだ流行っておりますので、くれぐれも気を付けてお過ごしください。

さて、2月に入り、そろそろ3月、4月の春のイベントに向けての準備を意識する時期になりました。

今回は、お手入れ関連のお話として、「草履」をテーマにお話ししようと思います。

靴もそうですが、実は良い草履は、お手入れしながら長く使うことができます!

気に入った草履は、履く頻度が高くなるので、はな緒が緩んだり、かかとがすり減ったりするもの。

ですが、部品を交換すれば、新品のようにしっかりとした草履に甦ります。

草履の前坪(まえつぼ)という、はな緒の先の親指と中指で引っかける部分は、3300円で交換が可能です。

はな緒もしっかり締め直しますので、履き心地が新品の時のようになります。

はな緒や草履の台の部分が緩んだ際に余計な力が加わると痛むのが早まってしまうのですが、定期的に前坪を交換することにより、その負担も軽減することができます。

また、前坪は色を変えることもできますので、雰囲気を変えて楽しむこともできます。

そして、かかとの部分のパーツも、1100円で交換することができます。

こちらはゴムでできておりまして、定期的に交換すると、滑ることなく歩くことができます。

このパーツをすり減ったまま使い続けると、草履の底が全体的にすり減ってしまい、痛むのが早まってしまいますが、交換することでそれを軽減することができます。

このように、定期的にお手入れをすれば、お気に入りの草履を長く履くことができます。

  • 長いこと履き続けている草履
  • 少し緩みが出ている草履

がありましたら、一度お近くの呉服屋さんにご相談されてみてください!

もちろん、私共甲州屋でも承っておりますので、お気軽にご相談いただければと思います!

なお、いつもお手入れ関連のお話をする際に触れていますが、こちらも加工が伴うためお時間をいただきます。

ご予定がある方は余裕をもってご相談いただければと思います。

2月は、当店では「お手入れ推進月間」ということで、お手入れのサポートに力を入れております。

ぜひお手持ちの草履をチェックしてみて、ご心配でしたらお気軽にご相談ください!

最後に営業時間等についてのお知らせです。

現在、東京都には「まん延防止等重点措置」等の自粛要請等はございません。

それに伴い、私共甲州屋の営業時間も10:00~19:00と通常営業に戻させていただいております。

なお、引き続き、密回避のため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。

ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

◆お電話
03-3341-3043
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 日曜日・祝日

ご予約フォーム

また、状況の変化や行政等の方針の変化により営業時間等を変更することがありましたら都度お伝えしていきます。

次回もまたよろしくお願いします!

 ↓ ↓
着物・浴衣・帯のお手入れ(洗い・シミ抜き)のご相談を承ります。

 

追伸

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