今年最後の祝日「勤労感謝の日」。なぜこの名称になった?
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
11月も後半になりましたね!
師走の足音が近づいている今日この頃ですが、今年の年末年始はどのように過ごされる予定でしょうか?
とその前に、クリスマスなどの12月のイベントもありましたね!
外部環境は通常の日常に戻りつつありますので、少人数の忘年会などを企画されている方も多いかもしれません。
さて、本日「勤労感謝の日」は、本年最後の「国民の祝日」ということになります。
今年最後の連休、もとい月曜日が間に挟まっていますので連休ではないですが、有休をとってお出かけされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
令和に変りまして、今まで最後の「国民の祝日」だった12月23日の「天皇誕生日」が2月23日に変わった関係で、「勤労感謝の日」が最後の祝日となったわけですね。
元々日本では、古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が旧暦の11月に行われてきましたが、新暦が導入された際に、旧暦の11月が1月に当たってしまうことがあるため、11月23日に固定化されたそうです。
ところで、なぜ「勤労感謝の日」という名称になったのでしょうか?
第二次大戦後、祝祭日から国家神道色を払拭するという方針のもとで、新たに祝祭日を選定し直すことになり、1947年(昭和22年)に召集された国会で祝祭日の名称の全面的な見直しが行われたそうです。
で、衆議院において、「新嘗祭」は新穀の収穫に対する感謝の日であることから、それに代わる名称として、「新穀祭」、「生産感謝の日」等の候補が挙がったそうなんですが、いったんは、「感謝の日」案が有力になったそうです。
でも、「感謝の日」ではあまりにも漠然としていて、何に対する感謝かよくわからないですよね。
そこで、「勤労感謝の日」と「労働感謝の日」の2つの案が出されたそうなんですが、議論の末に前者の案が有力となり、最終的に「勤労感謝の日」が採択されたそうです。
そして「勤労感謝の日」は、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」という趣旨で制定されたのでした。
元をたどれば「五穀豊穣に感謝する日」。
生産者の方をはじめ、流通、販売など、食卓に並ぶまでに携わったすべての方々に感謝して、美味しいご飯を食べましょう!
ということで、本日の食事を心していただくことにしました。
では、よい休日をお過ごしください!
最後に営業時間等についてのお知らせです。
緊急事態宣言が解除になりましたので、営業時間は元の10:00~19:00に戻っております。
また政府や都の発表、その他状況の変化により営業時間等に変更が生じた場合はお知らせしますのでよろしくお願い申し上げます。
またよろしくお願いします!
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