【若旦那奮闘記㉗】新サービス開発に向けて<その23>
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
シルバーウィークが終わりまして、「4連休で全国の観光地が多くの人でにぎわった」とニュースで報道されていました。
コロナ禍で自粛続きだった反動もあったのでしょうかね。
今年は早いうちからコロナ騒ぎがずっと続いているものですから、「このまま静かなままなのかな?」と思っていましたが、思いのほか早いタイミングで観光地がにぎわうニュースが見られて少し安心しました。
今年もあと3か月ちょっと。
冬に入るとまた風邪やインフルエンザなど、コロナ以外にも気を付けなきゃいけないことが出てきますが、気を付けながら楽しんで過ごしたいと思います。
さて、今週も、先週に続きまして【若旦那奮闘記】の続きです。
先週は、新しくプロジェクトを共にするシステム業者さんも加えて、きものサービス「えにし」のシステム開発話の「後編」の導入部分についてお話しさせていただきました。
システム開発話の「前編」は、私共甲州屋とITコンサルタントの先生で経営方針・計画・事業企画・業務フローの作成と、主に企画を中心に行ってきましたが、ついにその企画を具現化するためのセクションに移行することになったわけです。
ということで先週もお話ししましたが、「前編」とは勝手が違うので少々慣れも必要でしたが、私自身もこれまでの経験とそのために蓄積した知識がありましたので、システム業者さんと頻繁に(多いときは週2回ほど)打ち合わせを行いながら開発を進めてきました。
この「後編」でどんなところが大変だったかというと、やはりいくら詳細な業務フローやソフトウェアの全体像の資料を業者さんにお渡ししていても、実際にシステム化するためには、「紙の上の情報だけでは限界がある」ということでした。
(うまく答えられていないかもしれませんが…)
結局のところ、「現場でシステムがどう動くのか」が一番重要になってきますので、「図表に示されている部分は、実際の現場での動きがどうなるのか?」とエンジニアさんはものすごく気にされるわけです。
そのため、業者さんとの打ち合わせが頻発したり、質問が多発したりすることになります。
実際業者さんは何度も店舗に立ち寄ってくださり、私共の現場での生の動きを観ていただいて資料に記されているフローチャートと照らし合わせて何度も確認していただいたり、それにあわせて業務フローを修正したりと、結構ご苦労をかけたと思います。
あとは、着物等に取り付けるICタグの選別についても思いのほか難航しました。
着物関連の商品の場合、着物や帯に金糸(きんし)が含まれていると電波が通らないことがあると判明。
また、ICタグ自体は電子機器のパーツみたいなものなので防水加工が施されたものを使用するしかないのですが、その場合、コーティングが施されている関係で、通常使われているICタグに比べて多少受信の感度が下がるという問題に直面しました。
最終的には、タグの取り付け位置を私共で工夫して「受信しやすい部分に付ける」と取り決めをし、その中で感度がいいICタグを選んで運用することにしてこの問題をクリアしました。
とまあ、具体的に難航したのはこの2点ではありますが、最終的にプログラムを組む前に行う確認作業がけっこう多かったため、業者さんの方から「納期を少し遅らせてほしい」との要望をいただくことに。
そこはこちらも「ちゃんとしたものを作ってほしい」との思いが第一ですし、業者さんは「作り込みに妥協はしたくない」との思いが人一倍強い方でしたので、納期の遅れは快諾し、3か月ほどだったと思いますが、起動テストを遅らせることになりました。
一応、RFP(提案依頼書)に「納期遅れによるペナルティのオプション」が記載されていたので、それもあってか、業者さんからは恐る恐るお願いされたのですが、私共としてはきちんとしたものが仕上がればそれが一番良いので、全く問題にしませんでした。
(RFPに納期遅れのペナルティを記載させていただいたのは、ケジメと言いますか、ダラダラしないでね、程度のお話でしたので!)
以上、今回も少し長くなりましたが、続きは次回、いよいよ起動テストからリリースまでのお話になります。
またよろしくお願いします!
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