「虫干し」のシーズン到来!着物のお手入れ・お直しのお話①
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
6月があっという間に終わり、7月に入りましたね!
先週のブログで「梅雨なのになかなか雨が降らない」と吐露したら、最近はすっかり毎日のように梅雨空が続いていますね(笑)。
雷を伴った局地的な豪雨が続くようになりますと、「いよいよ梅雨も後半か」と夏を意識してしまいます。
今年はコロナの影響で国際大会は当初の盛り上がりとは全く異なる様相になってしまいましたが、一生に何度もない思い出深い夏になりそうです。
さて、私共甲州屋では、6/21~30まで、「伝統のゆかたと単衣の会」を開催させていただきました。
未だ「まん防」も適用されている中、多くのお客様にご来店いただき、誠にありがとうございました!
ということで、本日のブログの本題ですが、7月に入って「虫干し」のタイミングが到来したこともあり、この時期恒例の「着物のお手入れ・お直し」のお話しをさせていただこうかと思います。
既にコラムの方にお手入れの特集記事(本格着物・浴衣の「お手入れ」「お直し」「保管」の方法とポイント、注意点)を上げていますが、最近、お手入れ・お直し関係のご相談やご注文が増えていますので、コラムの補足が出来ればなと。
恐らく一度では話し足りなくて久々の連載物になると思いますが、お気軽にお付き合いいただけますと幸いです。
まず、「お直し」の際の大事なポイントを一つ。
よくお電話やメールで、
「裄(ゆき:背中の首の付け根の部分から手のくるぶし部分までの長さ)を出したいのですが、可能でしょうか?」
「身丈(みたけ:背中の首の付け根の部分から足のくるぶしまでの長さ、つまりは裾まで)を出したいのですが、可能でしょうか?」
といったお問い合わせをいただくことがあります。
このような「寸法のお直し」は、ほとんどの場合、お電話やメールだけでは回答することが難しく、実際にお着物を拝見させていただいてから回答させていただくことになります。
理由は、「元の反物がだいたいいつ頃に作られたものなのか」が分からないことが多いからです。
「母から譲り受けたもの」
「祖母から譲り受けたもの」
「リサイクルショップで購入したもの」
など、お手にした経緯は様々ですが、お電話やメールのヒアリングだけですと、「元の反物がだいたいいつ頃に作られたものなのか」が正確にわからないことが多いんですよね。
話が長くなりそうなので、なぜ「いつごろ作られたものか」を知ることが必要なのかは、次回お話ししようと思います。
<着物のお手入れ・お直しのポイント①>
寸法のお直しの相談は、実際にお着物を拝見させていただいてから。
最後にご連絡です。
緊急事態宣言が解除されましたので、お店の営業時間は、元の19:00までとなっております。
また政府や都の発表で営業時間等に変更が生じた場合はお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに、今回のトップ画像ですが、私の妻が紫陽花好きで、先日、自宅の近所で「あじさい祭り」が開催中ということで散歩がてら撮影したものです。
スマホですけど、結構キレイに撮れていますよね?
では、次回もよろしくお願いします!
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追伸
「着物」や「和文化」に関連して、心機一転何か新しいコトを始めるなら…
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