【若旦那奮闘記⑥】新サービス開発に向けて<その2>
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
先週のブログアップの直後、ついに政府から「緊急事態宣言」が発令されました。
その後、当店では木曜日まで短縮営業をしていましたが、周囲の店舗や百貨店などが軒並み臨時休業となったこともあり、お客様や従業員の安全の観点から、当店も臨時休業とする決断をしました。
メールでのお問い合わせにはご対応しておりますので、着物のことについてご相談したいことなどがありましたら、どうぞお気軽にご連絡いただければと思います。
さて、先週のブログから、【若旦那奮闘記】が密かに再開しました。
前回は、
「私が主張していたことを周囲の人たちに聞いてもらうにはどうしたらいいのか?
話を聞いてもらうにはやはり結果を出して示すしかない!
との結論に至ったが、どうやって結果を示していくかが問題だった」
というお話をしました。
そこで、社長と同じ土俵(商品知識や営業実績は経験がものをいう)では勝ち目がありませんので、発想を変えて挑むことにしたのですが、それはどういうことだったのかというと…
店舗運営云々の前に、「今、会社には何が不足していて、何が必要か」ということを見つけようとしたのでした。
(管理職をされている人にとってみれば、ごくごく当たり前のことですね。)
具体的にお話しすると、当時、私は日々(月々)の売上と仕入、つまり粗利の金額については把握していましたが、管理費も入れた営業利益や、最終利益までは把握していませんでした。
決算書を見せてもらう雰囲気ではありませんでしたし、会社の運営自体、「気にするな!」で終わっていたので、会社の数字には特に触れずにいました。
しかし、「今、会社には何が必要か」ということを発見するためには、どうしても正確な会社の「数字」を知ることが必要でした。
そこで、10期分の決算書を徹夜で読み漁り、データに起こしていく、という行動に出ました。
当時は税理士先生に会社の数字のことは任せっきりでしたので、リアルタイムでなかなか会社の現状を把握することができていませんでした。
そこで、普段の業務をやりながら、夜な夜な私の方で会社の数字を分析する日々がしばらく続きました。
何をやるかの前に、何ができるか、という発想です。
今だったら悩まずにすぐに欠けている部分を探して勝手にやるんですが、若気の至りですね。
そして色々と分析した結果、お店、会社にとって「今本当に必要なこと」がだんだんと分かってきました。
その後、店舗のことしか知らない肌感覚の提案ではなく、客観的なデータを踏まえつつ、現状として会社に必要なこと、やるべきことを提案していくことになります。
小規模企業ではよくあることなんですが、店舗運営や営業(これも非常に大切なことですが…)に比べて、経営の視点というのがどうしてもおろそかになりがちなんですよね。
そこで、私がその部分をカバーしようと思ったわけです。
変化した私からの具体的な提案の中身については、また次回お話させていただきますね。
またよろしくお願いします!
追伸
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