Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

【若旦那奮闘記④】腐りかけていた私が、ある日突然吹っ切れた理由

こんにちは。
“新宿通りの若旦那”こと、
志村郷親です。

毎日毎日
暑い日が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか?

いよいよ今週末
7月28日の土曜日には
隅田川花火大会が開催される
予定ですね。

他にも
24日に葛飾納涼花火大会や
27日の金曜日には
幕張ビーチ花火フェスタ2018と、
大きな花火大会が目白押しの
スケジュールとなっています。

大きな花火大会では、
昼間から場所取り等で
長時間炎天下の中待つことも
あるかと思います。

熱中症で搬送される方も
増えておりますので、
くれぐれもお気をつけて
楽しんできてくださいね。

さて、前回の続きです。

腐りかけていた私が、
ある日突然吹っ切れることになった
きっかけですが、
何でもっと早くそうしなかったのか、
と後になって考えることが多く、
反省の意味も込めて
お話しさせていただきます。

刺激のない単調な毎日をこなしつつ、
1、2年ばかり本当に腐っていた
ある日の夜のこと。

考えごとをするときは、
だいたい帰りの電車の中か
就寝前のふとんの中が殆どなのですが、
その日の夜、
ふと次のようなことを考え出しました。

「一応、オレは跡取りとして
この店に呼ばれたんだよなあ・・・」

「なんで周囲に過剰に気を遣って
遠慮しなければならないんだろう」

「2代目以降にあるあるの
“何もしないボンボン”
だと思われたくなくて、
何でも頼まれごとは聞いて
大人しくしていたけど、
本当にこれで正しいのだろうか・・・」

「まあ、いくら聞き分けが良くても
私のことをボンクラ呼ばわりする人は
するしなあ・・・」

「というより、
跡取りというのなら、
このまま店がまずい方向に
行ってしまったとして、
将来困るのは他でもない、
オレ自身じゃないか」

そんな自問自答を繰り返した結果、
次の結論に達しました。

「何もしないで後悔だけはしたくない!
もう遠慮するのはやめた!」

若気の至りなんですかね。

こんな簡単な結論を出すのに、
何で数年間迷走しなければ
ならなかったんでしょう(笑)。

それからというもの、
また様々な店の改善策を
考える日が続きました。

率直で辛口な意見も
色々と言うようになり、
はじめのうちは周りの人たちは
びっくりしただろうなと思います。

何せ怖いものは何もありません。

私のその時の心の中は、
「嫌ならクビにすればいい!」
と開き直っていましたから。

と、このようなプロセスを経て、
いよいよ新サービスの開発が始まります。

その話は、
また次の機会にお話ししますね。

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