今更ながら「帯締め(帯〆)」のお話。
こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。
早くも10月も終わろうとしていますね。
いよいよ今年もあと2カ月といったところですが、いかがお過ごしでしょうか?
何だか関東だけなのかもしれませんが、相変わらず日中は半袖までとは言わずとも汗ばむ日があったりして、すんなりと「冬の足音が」というわけにはいかない気候が続いています。
これだけ不安定な気候なので、私の周りでも風邪を引いてしまっている方が多いようで、体調管理が非常に難しい毎日です。
さすがに来月からは11月ということで落ち着くとは思いますが、いずれにせよ、体調を崩しやすい時期なので気を付けてお過ごしいただければと思います。
さて、最近は時期的にお手入れや着物の定期的なチェックについてのお話をさせていただいておりましたが、今回は、少し違ったお話をさせていただきます。
いざ着物を着るとして、着るときに用意する「小物」に関して、結構悩まれている方も多いのではないでしょうか?
小物に関するお話の第1回目として、今回は「帯締め(帯〆)」を取り上げようと思います。
私共甲州屋に来られるお客様は十分ご存知かと思いますが、最近は初めて着られるお客様や、久々に着られるお客様からもよくご質問をいただくので、「帯締めって何なんだろう?」というところからお話ししますね。
まず、「帯締めって何?どのこと言ってるの?」という方のためにご説明させていただきますと、帯締めとは、着物を着る時に、結んだ帯の真ん中で結わいているあの紐のことでございます。
この帯締め、現在では絹物から化学繊維の素材まで、色や織り方も多種多様で、結び方も色々と種類があります。
何のためにあるのかというと、機能的には、帯締めで帯の周りを結ぶことで、帯の形が崩れにくくするという役割を果たしています。
織り方としては、平組紐や丸組紐、丸ぐけなど、平に織ったものから丸く織られたものまで色々とあります。
どの種類をどんな時に使うのか、についてですが、金銀糸の入ったキラキラして派手なものは、「訪問着」や「留袖」を着用するフォーマルな場で、それこそ金銀糸を含んで織られた袋帯などと合わせて使ったりします。
逆に、派手な糸ではなく一色の素朴なものは、「紬」や「小紋」を着用してカジュアルなお洒落を楽しまれるときに、名古屋帯や八寸帯と合わせて使ったりします。
結び目につける「帯留め」という飾りもあって、色々と楽しめる奥が深いパーツである帯〆。
もし帯締めについてもっと知りたいことやご不明な点などがありましたら、ぜひ、”新宿通りのきものコンシェルジュ”こと、当店の女将に聞いてみてください!
気になるコーディネートについてもご提案させていただきます!
最後に営業時間等についてのお知らせです。
現在、東京都には「まん延防止等重点措置」等の自粛要請等はございません。
それに伴い、私共甲州屋の営業時間も10:00~19:00と通常営業に戻させていただいております。
なお、引き続き、密回避のため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。
ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
◆お電話
03-3341-3043
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 日曜日・祝日
また、状況の変化や行政等の方針の変化により営業時間等を変更することがありましたら都度お伝えしていきます。
次回もまたよろしくお願いします!
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当店では、草履、バッグ、巾着、帯締め(帯〆)、帯揚げ、足袋、下着、和雑貨など、着物・浴衣にお合わせいただく小物類をご用意しています。
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