Blog『新宿通り・若旦那通信』

“新宿通りの若旦那”こと、新宿・甲州屋呉服店の志村郷親が、「着物」や「和文化」、日々の仕事のことなどについて語ります。

「成人の日」に稀に起こるエピソードと、「着付け」の意外なポイント

こんにちは!
“新宿通りの若旦那”こと、
甲州屋の志村郷親です。

2024年、まだ始まったばかりですが、もう1月も終わりを迎えようとしていますね。

新年スタートの直後、石川県の能登半島で大きな地震が起き、大変な被害をもたらしました。

被災地では、今もなお大変な状況の中、避難生活をされている方が大勢いらっしゃいます。

この場を借りまして、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今月は今年新成人を迎える方の式典である「成人の日」がありました。

毎年、色とりどりの艶やかな振り袖姿の新成人の姿を街で見かけます。

振り袖を着用される新成人の方々は、式典当日までは結構大変で、

  • 事前に美容室等に振袖一式を預けて、ヘアセットと着付けの予約を取る
  • 当日の朝は早起きして、朝食をゆっくり食べないまま美容室へ行き、ヘアメイク、着付けと大忙しに支度を整える
  • ご家族やご友人と記念撮影をしつつ会場へと赴き、式典に参加する
  • その後、場合によっては同総会に参加する

といったように、大忙しの一日になってしまいますよね。

中には、早起きで朝食もまともに取なかったりするものですから、慣れない着物でキツ目に着付けてしまったため、式典中に体調不良を起こされてしまう方が稀にいらっしゃるようです。

着物は着慣れていないと、「途中で解けてしまったらどうしよう…」などといった不安な気持ちから、着付け師の方に「解けない様にきつくしてください」とリクエストを出してしまうことがあるようで。

すると、息も出来ないほどきつくしてしまって、式典の途中で体調不良になり、着物を着ることに恐怖心を抱かれる方もいらっしゃるようです。

私共甲州屋でも、レンタルを利用されるお客様で、成人式で辛い思いをしたという方がたまにいらっしゃいます。

そのような方は、着付けの時にかなり緊張されるので、軽くお話しをしてリラックスしていただいた状態で着付けを開始します。

最初は「とにかく緩く着付けしてほしいです」とおっしゃっていても、当店の女将の着付けは、初めて体験なさる方は皆様ビックリするほど緩いです。

皆様、「こんなに緩くて大丈夫?」と口々におっしゃられてお出かけになられます。

が、そこは安心してください!

サイズが合った着物は、要所がしっかり留まっていれば、通常のお出かけの時の動きぐらいでは着崩れは起こりません!

先ずはサイズ感を合わせていただければ、苦しくなるようなきつさにしなくても大丈夫です。

着付けのことでお悩みがありましたら、ぜひ一度、私共甲州屋の女将に着付けの相談をされてみてください。

ということで、今回は、「成人の日」に稀に起こるエピソードと、「着付け」の意外なポイントをお話させていただきました。

お悩みの方は、遠慮なく専門家にご相談いただければと思います!

まだまだ寒いので、くれぐれもご自愛ください!

最後に営業時間等についてのお知らせです。

現在、東京都には「まん延防止等重点措置」等の自粛要請等はございません。

それに伴い、私共甲州屋の営業時間も10:00~19:00と通常営業に戻させていただいております。

なお、引き続き、密回避のため、ご来店の際はご予約されることを推奨させていただいております。

ご予約はお電話またはメールにて承りますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

◆お電話
03-3341-3043
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 日曜日・祝日

ご予約フォーム

また、状況の変化や行政等の方針の変化により営業時間等を変更することがありましたら都度お伝えしていきます。

次回もまたよろしくお願いします!

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追伸

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