幡山朱美さん
「私にとって、着物は『服』じゃないんです(笑)」
Q1. 普段、どんなときに和服・着物を着ていますか?
生け花の先生を(自宅で)していて、そこで着付けも教えています。
年に数回ある生け花の式典などでも、もちろん着ていますよ。
Q2. 好んで和服・着物を着るようになったのはいつ頃からですか?
なぜ好んで着るようになったのですか?
生け花の他にも、お茶や踊り、三味線、お琴などをしている人は、嗜好として和服が好きですよね。
私の場合は、20代の頃、お茶を始めた頃から着るようになりました。
私にとって、着物は「服」じゃないんです(笑)。
美術品をまとっている感じというか。
オールシルクであったり、美しい刺繍が施されていたりして、一反一反、ものが違うじゃないですか。
もはや、着るものを逸脱しているんじゃないかと(笑)。
それを身にまとえるという喜び、というのが大きいです。
着物にしかない魔力のようなものがありますよね。
Q3. 和服・着物を着ると、どんな気持ちになりますか?
それは気持ちいいですよ。
着物は、見る人しか見ていない、分かってくれる人にしか目に留まらない、なんてことも多いのですが。。
でも、そういった人に褒められるととても嬉しいですし、楽しいです。
以前、ヨーロッパ旅行でオペラ鑑賞に行ったとき、着物を着て出かけたんです。
すると、外国の方からの扱いが違うんですよね。
そのときに思いました。
日本人は着物しかない!と(笑)。
Q4. 和服・着物の良いと思うところは?
着物の素晴らしいところは、やはり耐久性ですよね。
一生ものだし、代々受け継がれてきたものもある。
それと、合理的ですよね。
たたんでコンパクトにしまえるので、収納力が高いと思います。
Q5. 甲州屋呉服店を利用することにした決め手は?
価格が良心的です。
Q6. 甲州屋呉服店を利用して、あなたにとって良かったことは?
融通が利くところ。
デパートは価格が高い上に融通が利かないので。
Q7. 甲州屋呉服店の良いところは? 他と比べてユニークなところは?
価格が良心的でありながら、染め、生地、材料などの品質にこだわるところ。
それにとても親切。絶対に押し売りしない(笑)。
Q8. 甲州屋呉服店四代目・志村郷親はどんな人だと思いますか?
着物の可能性を広げてくれそうな方。
先代とは違う視点を持っていますよね。
それと、呉服の固定観念を壊す人というイメージがあります。
旧態然ではない、というのを感じています。
Q9. どんな商品やサービスがあるといいと思いますか?
富岡ツアーに行きたい!
富岡製糸場を見学してから、美味しいものを食べる旅とか。
私自身、きっと良い勉強になると思います。
あと場所柄、外国人の方向けの商品があるといいんでしょうけど、仕立てるのに1か月かかったりすると難しいんでしょうね。
その点、(着物や帯など)インテリアとしてならいいかもしれないですね。
Q10. あなたにとって、甲州屋呉服店とは?(一言で言うと?)
私にとっての癒しの館(笑)。
「ただいま」と言えるし、「お帰り」と言ってもらえるのが心地いいです。
特に社長とお母様。懐が深いです。
Q11. どんな人が甲州屋呉服店を利用すると良いと思いますか?
また、どんな人が向いてないと思いますか?
(着物のことが)分かっている人が来れば、ハマると思います。
組合のパーティーに参加しても、甲州屋さんのテーブルは和やかな人ばかりで、いいメンバーが多いですよね。
逆に、派手好きの人、高いものが好きな人、作家ものにこだわる人、着物に愛着がない人には向いていないと思います。