甲州屋呉服店は、日本の絹産業の継続発展に貢献します。
日本蚕糸絹業開発協同組合様からお声をかけていただき、当社では、桑の苗木植樹プロジェクトに毎年参加しています。
昭和4年に220万戸あった養蚕農家が、現在は300戸余りに激減しているという状況の中、私たちに出来ることを微力ながらも続けて参りたいと願いを込めて、毎年現地まで足を運ばせていただいています。
これまでに当社が植樹した桑の木の葉を餌として成長した繭から引いた糸で織り上げた白生地も出来上ってきています。是非お手にとってご覧いただければ幸いです。
なお、当社が関わらせていただいている桑の葉、蚕、繭の生産管理は、大竹栽桑園様並びに養蚕農家の糸井様にお願いしています。糸井様におかれましては、平成30年度に繭生産量が2800キロを超えて全国一を達成され、黄綬褒章受章に輝いております。
つきましては、一人でも多くの方々にきもの着用の機会をつくって頂き、特別のときはもとより、日常生活を楽しむものとして、きものをさらに身近に感じて頂ければ幸いです。
株式会社甲州屋呉服店
代表取締役 志村賢三