2026年新春 新入荷商品のご紹介<第一弾>

大正12年創業、新宿・甲州屋呉服店の三代目社長、 志村 賢三(シムラ ケンゾウ)です。

今回のコラムでは、2026年年初に入荷した、付下げ、訪問着、名古屋帯などの秋冬物・新商品の第一弾をご紹介いたします。
◆本場琉球紅型
表地 1,078,000円
お仕立上り 1,151,700円


知念家の起源は16世紀頃で、琉球王朝時代から続く紅型三宗家、知念・城間・沢岻各家の一つ「下儀保知念家」を継ぐ工房です。
王朝時代には中国へ渡り、唐型紙の技法や印金紙、段子紙などを学び、筑登之親雲上(ちくどぅんぺーちん)という地位を与えられ、士族以上の階級が着用する紅型を作ることが許されていました。
王朝時代の紅型は、王族や士族の階級を示す役割を持っていました。
主に王族だけに許された色や柄の構成模様は「首里型」といわれ、特に黄色については、当時「王」のみが着用を許されていたとされています。
一方、庶民や特別に認められた者が着ることができた「那覇型」があり、小さめの柄で、近年の古典調へとつながる作品も多く見られました。
たゆまぬ技術の深化は「両面型」や「藍型」なども生み出し、平和をこよなく尊重してきた琉球の芸術文化に大きな発展をもたらしてくれました。
下儀保家には、中国から学び作り上げられてきた大量の型紙が、昭和初期にかけて大事に保管され、第二次世界大戦の戦火をまぬがれて大切な資料として受け継がれてきました。
長い歴史の中で、薩摩による琉球支配や太平洋戦争などによる度々の重大な存続危機を乗り越えて、現在に至ったのです。
型置き・色差し・地染め・隈取り・蒸し・水元など、多くの工程を経て丁寧に仕上げられた作品は、本場琉球紅型ならではのぬくもりが伝わってくるようでございます。
本作は、帯合わせによってセミフォーマルからおしゃれまでお楽しみいただければ幸いです。
◆琉球紅型 名古屋帯(越後)
表地 184,800円
お仕立上り 201,300円


生地は、ぜんまいの綿花を絹糸に絡ませて織り上げた、米沢織の九寸名古屋帯です。
ぜんまい織は、保温性や防虫効果もあり、古くは東北山間部で自家用衣類として織られており、現在に伝承されてきました。
日本工芸会正会員であり、紅型の分野ではじめて人間国宝となった玉那覇有公による紅型染めは、さり気ない気品をたたえた仕上がりとなっています。
趣味的な小紋、紬、大島などにも、幅広く合わせていただける作品です。
落ち着いた色出しで、末永くご愛用いただける一本としておすすめいたします。
◆本場琉球花織(草木染・織り/手織)
表地 528,000円
お仕立上り 601,700円


草木染・手括り絣・手織りによる花織の逸品です。
経糸を浮かせて花のような立体的な模様を織り出す花織の着物は、琉球王国時代には王族や貴族が着用した格式高いもので、当時は宮中の掛着などにも用いられていました。
本品は沖縄本島の南風原花織で、手括りの絣柄との絶妙なコラボレーションを表現しています。
花織りには、身近なものを抽象化して表現することにより、様々な祈りや願いが込められた柄が織り込まれており、かつての王国時代のきものづくりに対する思いが見事に伝承された作品といえます。
最高のおしゃれ着として、ぜひご愛用の一枚にどうぞ。
お召しになるのが待ち遠しくなることと思います。
ぜひ、当店へお越しいただき、実際の商品をご覧いただければと思います。
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