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2025年秋冬 新入荷商品のご紹介<第二弾>

大正12年創業、新宿・甲州屋呉服店の三代目社長 志村 賢三(シムラ ケンゾウ)です。

今回のコラムでは、この秋に入荷した、付下げ、訪問着、名古屋帯などの秋冬物・新商品第二弾をご紹介いたします。(第一弾はこちら

◆付下げ グリーン地
 表地    473000円(税込)
 お仕立上り 545600円(税込)


ちりめん地に茶屋辻文様をあしらった付下げに、重厚な日本刺繍を施した逸品で、手刺繍のボリューム感がひときわ引き立つ作品となっています。

江戸時代中期以降、茶屋辻柄は徳川御三家の留柄として用いられ、格調高い文様として扱われていました。

さり気ない水辺の風景は、時代を超えて、古典柄を代表する図柄として今に息づいています。

地色の緑は、生命力や成長、平和、安らぎを象徴する色として、古来より大切にされてきました。

日本の伝統美を受け継ぎ、今に伝わる本格派の一枚としてご愛用いただけます。

◆付下げ グレー地
 表地    217800円(税込)
 お仕立上り 290400円(税込)

 


名物裂の地文様を織り上げた寿光織が、格調の高さを物語っています。

遠山文様は、山々が折り重なり、望む景色が遥か遠くまで続いているさまを表したもので、先人たちが「悠久」の時を超えて、輝かしい未来への思いを込めた代表的な吉祥文様とされています。

地紋の名物裂は笹蔓緞子(ささつるどんす)と名づけられ、笹と蔓の生命力を重ね合わせて、長寿、子孫繁栄、さらに三百年に一度しか花を咲かせないと言われる竹の実に、吉祥の象徴が込められています。

清楚さの中に力強さが溢れる地紋を背景とした、最高の品格ただよう作品をご堪能ください。

御祝い事はもとより、新年会パーティなど、また一つ紋を入れてお茶席にもお召しいただけます。

塩瀬名古屋帯 あいねず
 表地    184800円(税込)
 お仕立上り 201300円(税込)


深いあいねずの地色に染められ、渦巻く水の様子を描いた「観世水流れ」の文様は、古典的な流水文様であり、能の観世流に由来します。

観世流の定式文様として使われたことが始まりの柄とされ、永遠性や無限の循環、清らかさを象徴し、輝かしい未来へ進んで行くことへの願いが込められています。

天変地異などの災厄をさらりと流す意味もあり、縁起物として、四季の草花や桜、紅葉などをあしらったきものに合わせて、春・秋・冬とスリーシーズン着用することができるのがうれしいです。

紬、大島などの織のおしゃれ着はもちろん、小紋や色無地などの染めのきものに合わせても、素敵な個性がひき立ちます。

お手持ちのお召しものとのコーディネートを、心ゆくまでお楽しみください。

 

ぜひ、当店へお越しいただき、実際の商品をご覧いただければと思います。

↓ ↓ ↓
【新宿・甲州屋呉服店の店舗案内はこちら】

 

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